こんにちは!管理栄養士の日比です(^O^)/
今回からのテーマは、
お子さんに多い【起立性調節障害】と栄養について
朝起きられなかったり、不調があって不登校になってしまったり、
慢性的に体調がよくないと勉強や運動に集中することもむずかしく、
お子さん自身もつらい気持ちになってしまいますよね(;_;)
そんな時、食事でできるアプローチ方法をお伝えしていきます!
起立性調節障害では、自律神経の働きがうまくいっていないということがあるので、
・規則正しく生活する
・ストレスを減らす
・バランスよく食事をとる、水分・塩分を多くとる
などに気をつけるように指導されます。
ここから、分子栄養学の観点から考えられることをもっと見ていきます!
実は血糖値も、自律神経の働きに関係しています!
食事でできるアプローチとしてまず1つ目!
①急激に血糖値を上げないようにすることです
血糖値は、血液中のブドウ糖濃度をあらわしています。
「血糖値?糖尿病の人以外は関係ないんじゃないの?」と思われるかもしれません。
実は!
健康な人、子供でも、食べたものによって上がったり下がったりしています。
糖質を多く含むものを食べたら上がる
吸収しやすい糖質だったら、急上昇してしまう、ということです。
例えば、
ジュースやアイスなどは液体で糖質量も多いので、吸収されやすく血糖値が急上昇しやすい。
食事のメインが、菓子パンだけ、うどんだけ、おにぎりだけという食べ方でも、血糖値は上がりやすくなります。
血糖値が急上昇すると?
上がったあとは、下がります
これを
■血糖値の乱高下
■ジェットコースター血糖
■血糖値スパイク
などといいますが、
機能性低血糖症 という症状をさします。
1日3食食べるとこうなります↓
出典:https://www.yomeishu.co.jp/health/Blood_sugar_spike_graph.jpg
血糖値の乱高下の何が問題?
血糖値が上がると下げようとして、血糖値を下げるホルモンをたくさん出す
⇓
血糖値が急激に下がる
血糖値が下がりすぎて低血糖になってくると、
☑頭痛
☑眠気
☑疲労感
☑いらいら
☑不安感
など様々な症状が出ることがあります
↑これらの症状は、起立性調節障害の症状にも当てはまります!
その後、通常くらいの血糖値にもどそうと、血糖値を上げるホルモンがはたらきます。
血糖値を上げるホルモンは、交感神経系のホルモンなんです。
(例えば、アドレナリン、コルチゾールなど 興奮系のホルモン からだを緊張させる)
ということは…
血糖値が乱高下すると、交感神経のはたらきが大きくなるので、
自律神経バランスが乱れるということですね。
寝ている間の低血糖に注意!
低血糖は寝ている間にも起こっていることがあり、そうすると寝ている間もからだは緊張状態に。
⇓
朝の疲労感や不調につながります
☑夜中にハッと目が覚める
☑夜中に起きて無性に何か食べたくなる
☑寝汗をかく
☑歯ぎしりをしている
などは夜間に低血糖を起こしているサインです。
チェックしてみてくださいね!
血糖値の乱高下を防ぐために、どうしたらいいの?食べ方ポイント
まずは、血糖値を急上昇させるものをひかえることです!
1.ジュース、清涼飲料水、甘いコーヒーや紅茶などをやめる
液体は特に吸収が良いので血糖値急上昇!
砂糖や人工甘味料、添加物も多いので、できたら買ってくるのをやめて、おうちに置いておかないことをおすすめ★!!
2.お菓子類をひかえる
小麦粉や砂糖が多く使われているため、血糖値が上がりやすいです。
甘いものだけでなく、スナック菓子、煎餅なども糖質ではあるので注意!
3.糖質メインで食べない
ごはん、パン、めん類だけで食べない
(例:おにぎり、パン、うどん、パスタ、ラーメン だけなど)
パンやめん類は小麦粉からできているので血糖値が上がりやすいです。
主食の中では、ごはんがおすすめです!
3つのポイントをまとめましたが、糖質は「悪いもの」ではありません。
からだのエネルギー源になります★★
血糖値をコントロールするために、量と、何からとるのか、気をつけてほしいです。
糖質っておいしいですし、依存性もあるんです。
世の中には、魅力的な糖質が溢れていますよね…
「やめられない…」「そんなことできない」と思うかもしれません。
それでも、やっぱり血糖値の乱高下はからだに大きな影響があります((+_+))
一度トライして体調の変化を見てみてください!
※特にジュース!
大人も同じなので、ぜひご家族で取り組んでみましょう(#^^#)
次回、糖質減らすなら、何を食べたらいいの?についてお伝えしていきます!
お電話ありがとうございます、
NAGARA整骨院でございます。